立教大学・空閑ゼミのエコデザイン訪問記 #2——2020年8月28日

皆さん、こんにちは。立教大学コミュニティ福祉学部で教員をしている空閑厚樹(くが・あつき)です。

エコデザイン新社屋のコミュニティ・スペースがどのように「育って」いくか、その様子を学生による活動レポートを通じて報告していきます。

今回は、本報告の1回目となる2020年8月28日のエコデザイン訪問記録を投稿します。

*学生の希望により署名入り記事としております。

〈趣旨と想いについての前回記事はこちら〉

立教大学・空閑ゼミのエコデザイン訪問記 #1——「人、モノ、カネ」の「質」を豊かにしよう

 

「一番短い小川町の活動」三好納々子(3年)

 半年ぶりに東武東上線に乗り埼玉方面に行った。半年前は毎日のように利用していた志木駅を通り過ぎ、遠いとは知っているが、やはり何回も時計を確認するほど遠い小川町につき、半年ぶりに三年生や、くが先生に会い、初めて二年生にあった。私は親知らずを抜いていたので、久しぶりに会う人たちや、初めて私と会った人が、こんな顔だと認識されるのが少し嫌だった。

 オゾンの一番の魅力は、科学に詳しくない人でも、オゾンがどんな物質か、どのように作られるか、どうして殺菌、消臭効果があるかなどの、仕組みが分かりやすいところと環境に優しいところだと感じる。オゾンのことを簡単に説明すると、まずオゾン発生機で酸素をオゾンにする。酸素原子を三つを無理やりくっつけて、オゾンにしているので、ほかの空気中の物質とすぐに結合するため、その物質と、酸素に別れ、殺菌消臭の効果があるという。

 私は今回のコロナで、アルコールの生産が間に合わず、飲食店で次亜塩素酸水などを薄めたものをよく利用していた。けれど正直それが体に良いものなのかもわからないし、肌が荒れたりして、少し怖かった。しかし、オゾンは酸素原子が三つ結合しているもので、ほかの物質と結合して別れても、酸素ができるだけであることから、環境にも体にもそれほど有害ではないとわかる。

 このように、オゾンは誰もが一度は聞いたことがある言葉であると思うし、仕組みも簡単であるので、認知されれば、私たちの生活に当たり前の存在になると感じた。

 エコデザインの「ミッション」と「コアバリュー」について、私はいろんな方の話をきいて、ミッションは、持続可能な社会作るための装置を作ることであり、コアバリューは、人を生かす、人々のつながり、変化を求め続けることだと感じた。私は、人とのつながりが大事で、人を生かすと言うような意見を聞いて、仕事をするだけではなくて、自分のしたいことをするが大事で、同じ会社でも、同じ方向を向く必要がないと言うような社長さんの思いにとてもそっているな感じた。

 オープンスペースについて、社員の皆さんとはなしあったところ、私たちがZoomで話したことよりも詳しく、いろんなイメージがつぎつぎと出てきた。やはり、私は、地域の人々とのつながりはもちろん、オゾンのことについて知ってほしい、環境に関心を持ってもらう入り口にできるようなオープンスペースにしたいと言うような思いが強かった。しかし、社長さんは、仕事をする上でのリラックススペースであったり、いろんな人たちが集まって意見交換ができ、新たなステージ上がるためのきっかけになればいいと言うような思いを持っていた。また、人々を集めて、実験や展示をしたいと言うような、私たちの意見に対して、実験は集中して行いたいために少人数で行いたいというような思いを持っていた。さらに、集めるだけではなく、世界中に発信したいと言うような意見も出てきて、新たな発見がたくさんあった。

 私たちの班は、社員さんからでた意見をまとめるのに結構手間取ってしまった。いろんな情報をどう整理するかが、頭ではわかっていても、それを人にわかりやすくどうまとめるかが難しいと感じた。実際に自分の中で分けられていても相手には伝わらないことがあった。二年生の意見をきいてそっちの方がわかりやすかったり、自分でも理解が深まることがあったりして、楽しかった。

 新社屋の見学に行く前に、設計図をもらった。私が思っているのとは違って喫茶店みたいにおしゃれであった。テラスのようなところもあって、もっと早くみたかったなとすこしおもってしまった。これから行く人は先に見せた方がもっと、想像できると感じた。 今回の小川町の訪問は、タイトルにもあるようにこれまでで一番早く時間が過ぎて、充実したように感じた。Zoomでずっと話してはいたが、やはり、「会って話をする」ということの重要さ、充実さ、がとても感じた。Zoomで働き方や、学び方がかわってきて、慣れて、スムーズになってき、Zoomでも不自由がなくなってきたが、やはり実際に会うことの凄さがこの小川町の訪問で分かった。

 

「エコデザイン初訪問」田邉優希(3年)

 8月28日金曜日、2週間ぶりに小川町を訪れた。もう8月も終わるころだが、まだまだ蒸し暑さを感じた。電車をおり改札をでると、空閑先生と2年生の女子3人がいた。空閑先生と3年生メンバー2人とは久しぶりの対面で、2年生とは初めて会った。コロナウイルスのため、なかなか全員が集合することは難しいが、例年のように2、3年生の交流の機会をもちたいと感じた。

 午後1時半、3組に分かれ、タクシーでエコデザイン会社へと向かった。山の中へと進んでいくと、坂の途中にエコデザイン会社は建っていた。タクシーをおり、社員の方に建物の中へ案内していただいた。その後、ガイダンスをうけ、社員の方々のいるデスクが多く並んだ部屋へ移動し、自己紹介をした。午後2時頃から工場見学が始まり、工場の中に入ると、初めて見る装置が沢山並んでいた。製品検査室に入ると、4名ほどの社員の方々が、製品のチェックや組み立てを行っていた。また、私たちは、実際に装置の一部を触らせていただくことができた。製品検査室の中にある小さな部屋には、レンタル用のオゾン発生器が並べられていた。私が想像していた「工場」よりも、少しスペースが小さく、どちらかというと「作業場」という感じがした。その後、2時40分頃から2班に分かれて社員の方々へのインタビューを行った。このインタビューでは、大きく分けて3つ、「社員の方の名前・役職」と「新社屋に期待すること」、「コミュニティスペース活用に関するアイデア」について伺った。私の班では、製造部のSさんとUさん、開発営業部のNさんとSさん、製造部のNさんの5名にお話しを伺った。インタビュー後に班ごとにホワイトボードを使い、まとめ作業を行った。私たちの班では、「新社屋に期待すること」という質問に対して、「使いやすい」、「整理整頓がされている」という意見がだされ、特に多かった意見として「作業幅の増大」や「人手を増やすことができる」、「大型機器の設置」、「大きいものが作れる」など、作業拡大に関する期待値が高いことがわかった。次に「コミュニティスペース活用に関するアイデア」についての意見をまとめると、新たなアイデア創出の場など、「ビジネス」面での活用や、小中学生の作品展示やお祭りなどの「イベント」面での活用、カフェなどの「住民交流」面での活用の、大きく3つに分類することができた。お話を聞く中で、私は、開発営業部のNさんの意見が印象的であった。コミュニティスペースの活用方法について、私は、企業と住民や、住民同士の交流の場ばかりを想像していたが、Nさんは、それだけではなく企業同士の交流の場にもなりうる、普段は交わることのない異分野同士が情報交換をすることで、互いにアイデアの取引することができるとおっしゃっていた。「匠の集まる場」にもなりうるのだと感じた。また、新たなアイデアが創出されビジネスが成功すれば、小川町の名前が広がることで地域活性化につながるのではないかと考える。その後、班ごとにまとめを発表し、社員の方にフィードバックをしていただいた。

 午後4時半、実際に青山新社屋へ行った。建物の中は、体育館の様なつくりで私が考えていたよりも数倍広かった。また、建物の周りは草が生い茂っていて、もう少し整備する必要があると感じた。 今回、エコデザイン会社への1回目の訪問であったため、まずはどのような環境で、どの様な方々がお仕事をされているのかなど、エコデザイン会社について「知る・学ぶ」ことからスタートをした。また、社員の方々の意見を聞いたことで、今後、エコデザインの方々と私たちゼミ生がどのような方向で新社屋企画を進めていくのか、大きくではあるが見通しがついたのではないかと感じる。

 

「活動レポート」尾崎智也(3年)

①小川町について
 久しぶりに小川町に行き、率直に感じたのはとても自然が多いなと実感しました。もう小川町に半年くらい行っていなかったので、久しぶりに行きたいと思っていました。コロナの影響で潰れた店などもあると思うが、去年ゼミで先生に教えてもらったカレーのお店やホルモンのお店なども開いており、少し安心しました。駅前には新たにカフェみたいなお店が出来ており、少し発展したような気もしました。そこからエコデザイン株式会社に行くためにタクシーに乗って移動していると、少し移動しただけで森のようなところになり、改めて自然が多い町だなと思いました。最近はあまり自然が多いところに行っていなかったので、行けて嬉しく思いました。

②オゾンについて
 エコデザインでオゾンの発生の仕組みなどについて会長さんから説明をいただきました。地球上ではオゾン層と雷の中でオゾンは出来ていると学びました。オゾン層でオゾンができるのはなんとなく想像ができましたが、雷の中でオゾンができるのは初めて知りました。いろいろなオゾンを発生させる機械などを見していただき、オゾンを作るのは難しい仕組みだなと感じました。私もホテルのアルバイトをしていて、たまにホテルの客室に泊まるのですが、その時にタバコの匂いなどが残っていると不快に感じますが、それをオゾンを使って消臭できるのは驚きました。

③エコデザイン社員のみなさんとの対話
 社員の皆さんにヒアリングをし、新社屋に期待することと、コミュニティスペース活用に関するアイデアを聞きました。社員の方は気さくに質問に答えていただき、みんなひとりひとりやりたいことなどが違い、新社屋に移動して新しいことが出来るのを楽しみにしていました。

④報告会
 5人の社員さんにヒアリングして、それらの意見をボードにまとめて報告会を行いました。チームで協力し、ボードを作っていくと、みなさんの意見に共通点などが見えてきました。新社屋に期待することの意見は、会社のスペースが大きくなるので、仕事量も増やすことが出来るし、大きい物が作れる設備が導入でき、みなさん楽しそうにお話ししてくれました。コミュニティスペースの活用に関するアイデアは、あまり社員の方が詳しくお話を事前に伺っていなかったのもあり、具体的な意見は出なかったですが、イベントを行うなどの意見が多く、また住民と濃密なコミュニケーションを築くための人脈作りの場などの意見も出ました。社員さんのヒアリングをしていて、みなさんが仕事を楽しそうにしているなと感じました。仲も良く、良いコミュニケーションが取れているように見えました。

⑤新社屋見学
 新社屋に見学に行くために車を出していただき、移動しました。新社屋の場所はとても広く、今のスペースより全然大きいので、確かにいろんな仕事ができそうだなと感じました。近くに川もあるので、自然が豊かでいい仕事環境だなと思いました。

⑥まとめ
 1日小川町で過ごし、エコデザインでオゾンについて学び、いろんな貴重な意見を聞くことができて、とても充実した1日が過ごせたなと感じました。最後に昨夏の今ごろは盆ノ市で灯籠流しをしていた栃本親水公園脇を流れる槻川を渡って帰った時に懐かしく感じ、1年あっという間に過ぎてなと思いました。コロナの影響であまり小川町に行くことはできませんが、また早く行きたいなと感じさせてくれる町に思えました。

 

「エコデザイン訪問レポート」重村佳奈子(2年)

1.小川町について
 今回、自分にとって初めての小川町訪問となったが、池袋駅から電車に乗って1時間ほどで着く場所が緑に溢れていることに驚いた。小川町駅周辺は建物が多くあったが、エコデザインの社屋に行くと周りが木で囲まれ、虫も多く、より自然を感じることができた。
 また、エコデザイン新社屋見学を終え、小川町駅まで歩いているときにみかけた、地元の方々は自分が見る限りだと高齢の方が多いように感じた。

2.オゾンについて
 オゾンの特徴の1つとして、環境負荷がないことが挙げられ、その活用方法は、殺菌や脱臭などがあり、水に溶かすことで半導体製造にも使用されている。放電管と電源のあるオゾン発生器によってオゾンが生成されるが、その現象は雷と同様である。

3.エコデザイン社員のみなさんとの対話
①新社屋に期待すること
 〈製造部部長 Sさん〉
  ・キレイな建物
  ・大きな装置が置ける広い空間

 〈製造部パート Uさん〉
  ・整理整頓されていて使いやすい場所

 〈取締役専務 M.Nさん〉
  ・全て木でできており、そこでの仕事が楽しくなる(ワクワクする)空間
  ・社員数、装置など色々な面で拡張することが可能となる広いスペース(現在の規模の限界を無くすことができる)

 〈製造部 G.Nさん〉
  ・池がある(そこに魚も泳いでいてほしい)
  ・大型機を置く場所がとれる広いスペース

 〈開発営業部受託試験担当 Sさん〉
  ・安全管理がされている(災害・猛暑など)

②コミュニティースペース活用に関するアイデア
 〈製造部部長 Sさん〉
  ・年に数回イベントを企画して行う
  ・小中学生の作品を展示するスペースにする

 〈製造部パート Uさん〉
  ・イベントを行う
  ・お茶を飲み、夏は涼むことができるスペース

 〈取締役専務 M.Nさん〉
  ・人脈をつくることができる濃密なコミュニケーションがとれるスペース
  ・異分野の匠同士がそれぞれ築き上げてきたものを持ち寄って話すことで、新たな視点を得ることができる場所
  ・若い人も刺激をもらえる場所

 〈製造部 G.Nさん〉
  ・明るく、広々とした、誰もが入りやすいスペース
  ・自然環境を活かした催し物

4.報告会
 私たち1班は、エコデザイン社員のみなさんから聞いたコミュニティースペース活用に関するアイデアを、 “企業の向上につながる交流ができる場”、“非日常的なイベントを開催する場”、“日常的に地元の方々と交流できる場”と大きく3つ分けることできると考えた。いずれのアイデアも共通して、人が集まるような入りやすい空間になるような工夫が必要になると思った。また、2班の報告を聞いて、ただ人と交流することができるスペースではなくて、“オゾンを活かす”という要素を取り入れることが出来ればエコデザインにしかつくれない空間になるのではないかと考えた。

5.新社屋見学
 現在の社屋と比べると、周りに建物が多く、小川町駅から歩いていくことができる場所に立地しているため、地域により親しむことができると考えた。また、実際に足を運んでみて、敷地の広さが印象に残った。

6.まとめ
 これまで小川町についてインターネット上でしか知ることができなかったため、今回初めて実際に行くことができて良かった。また、コミュニティースペース活用方法についても、限られた情報の中で自分なりに良いアイデアがないか考えていたが、難しい部分もあったため、今回エコデザイン社員の皆様から直接お話を聞くことができ、新たな情報を得ることができたことは良い収穫になったと感じる。今回の学びを今後のゼミ活動に活かしていきたい。

 

「フィールドスタディ」福田夏希(2年)

①小川町について
 私は今回、初めて小川町を訪れたがエコデザインの会社も含めて時の流れがゆったりとしていてなにか温かな雰囲気を感じた。また、電車の中から小川町に近づいていくにつれ、森や山などの自然が多く茂っているのを目で見ることができた。街並みは事前に調べていた通り歴史的建造物のようなものや古い建物、また割烹料理屋や酒蔵などの看板も多くあり古き良き町であるように感じた。加えて、ゼミ終盤で出会った空閑先生の知り合いの方や町の方も声をかけてくれたり笑いかけてくれたりと人柄の良さが町全体からにじみ出ているなと思った。

②オゾンについて
 まずオゾン発生のメカニズムは、酸素に雷が落ちる→OOになり、 このOが不安定なので他のO2とくっついてオゾン(O3)になる。エコデザインでは組立、検査、出荷の3つに分かれており、様々な企業に期限付きで貸し出しも行なっている。

③エコデザインについて
 「持続可能な社会を実現する製品を作る」という目標を掲げるエコデザインは同時に社員も含め「人を活かす」ことで未来の地球に貢献していくという考え方も持っている。

④エコデザイン新社屋オープンスペース活用法について
 私のグループは社長を含めた4人にインタビューを行なった。様々な意見や考え方が出たが、特に一番印象に残ったのは開発営業部のTさんとの話し合いだった。話し合いの雰囲気はとても和気藹々としており話しやすい環境であったが出てくる意見はとても鋭いものが多くあった。例えばオゾンを利用したカフェについて実際にはオゾン水はそこまで美味しくないこと、常に新しい情報を発信し続けることが求められているのでそこをどうコミュニティスペースに利用するかなどzoomの時にゼミで話し合った視点とはまた違った見方や考え方を聞くことができた。

⑤報告会
 私は2班だったが、1班の発表と異なる点がいくつかあった。私たちはより実現しやすそうで現実的なアイディアが多かったが、池を作りたいなど班の願望を取り入れていた発表はとてもユニークで面白いなと感じた。同じ場所、同じ時間で行なったヒアリングでもチームごとにここまで違いや個性が出るのだなとお互いの発表を終えて見て思った。同時に準備時間が少なくバタバタしていたが多くのことを聞きまとめていく中で実際に話を聞くのとzoomやオンライン越しで話を聞くのは全然違うなと改めて感じた。

⑥新社屋見学
 実際に見取り図を見ながら周辺も含め散策したが想像よりとても広く、また取り壊し前だったため正直完成した後がうまく想像しづらいなと感じた。スペース自体は大きそうだったので思ったより大掛かりなことももしかしたら出来るのではないかなと考えた。

⑦まとめ
 初めて小川町を訪れ、エコデザインを見学できたことは自分の中で貴重な経験になったと共に非日常的な体験をすることができたように感じる。実際にエコデザインの社屋を訪れることでよりコミュニティスペースのイメージが膨らみ社員さんと本音で語り合うことでより意見の一つ一つが現実味を帯びてきたように思えた。また、実際にたくさんのものを目で見て感じ取ることができたので今後のゼミ活動の中でうまく生かしていきたいと思う。

 

「エコデザイン訪問プログラム」野澤彩乃(2年)

⑴ 小川町について
 初めて小川町を訪問してみて感じた事は、まず自然が豊かだなと思いました。私の地元にはない自然豊かな感じがとても素敵でした。もっと自然いっぱいな感じを想像していたので、建物や飲食店などが想像よりもあり、いい意味で充実している街だなと思いました。電車で向かっている時に自然の風景が見えてきて、とてもワクワクしました。空気も綺麗でもっとたくさんの人に小川町の魅力を知ってほしいと感じました。

⑵ オゾンについて
 今回のエコデザイン訪問をきっかけにわかった事
・酸素(O2)に雷を落として、OとOの状態にする。この状態はすごく不安定だから、空気中にある酸素O2にくっつこうとする。そしてオゾンO3が生成される。
・オゾン自体はとても臭いを発するものだから扱うのは大変だという事。
・オゾン水自体はあまり美味しくない
・オゾン水を使ったコーヒーは味がクリアになって美味しい
・とてもシンプルで分かりやすく、環境に良い
・オゾン水で食器を洗う事もできる

⑶ エコデザインについて
 エコデザインは、持続可能な技術は開発する会社。しかし社長さんはまずそれよりも人を生きる場所を作る事を何よりも大切にしていました。また色んな人が集う事で新しい価値観が生まれる所にしていきたいとおっしゃっていました。

 この会社を選んだきっかけを社員の方に伺いました。それは会社の雰囲気が自分と合っていたからだそうです。飾らない感じの社長さんの人柄、おやつタイムの存在などとても和やかな雰囲気がこちらにも伝わってくるような会社でした。

⑷ エコデザイン新社屋オープンスペース活用方法について
 新社屋に期待する事を実際にエコデザインの一員として働いている皆さんにお話を伺ったところ、多かった意見として「働きやすい環境」を望んでいる方が多かったです。具体的には、広さや建物の綺麗さ、安心安全が保障されている、整理整頓されているなどの意見が出ました。次に作業幅の拡大や人手を増やしたいなどの「事業拡大」という面でも期待の声がありました。また新しい環境によるモチベーションアップの声もありました。皆さん様々な期待をしている事が分かりました。

 次に新社屋の有効な利用方法についてのアイデアを伺ったところ、「ビジネスチャンス」、「イベント」、「住民との交流」、「リフレッシュ空間」など様々な意見が上がりました。ビジネスチャンスというのは、新たなアイデアの創出や企業同士が会社対会社という立場を忘れ、もう少しラフな感じで話が出来るような場所を作る事で人脈を広げるなどの意見でした。「イベント」というのは、お話を伺ったところあまり地元の学生、住民との交流がばいという事でした。そのため七夕祭りや文化祭の際に作品展示のためにコミュニティスペースを利用できるようにするなどイベントでの利用という意見も多かったです。「住民との交流」や「リフレッシュ空間」などは、気軽に立ち寄れる場所にしたいという意見をまとめたものです。今回のヒアリングでは総務部部長・Tさん、開発営業部・Tさん、製造部・G.Nさん、開発営業部・Sさんに協力いただきました。有難うございました。

⑸ 報告会
 報告会をしてみて一番感じたことは、社員さん一人一人の新社屋に対する考え方の違いです。一人一人の考え方を尊重しつつより良い物になるように話し合いを重ねていく必要があると感じました。

⑹ 新社屋見学
 敷地の広さや構図を初めてみて、新社屋が想像していたよりも広くて驚きました。建て壊し前だったのでイメージが掴みづらい部分はありましたが、これからどんどん計画が進んでいく事を想像したらとてもワクワクしました。

⑺ まとめ
 今までゼミの活動でエコデザインや新社屋のことについて考えてきましたが、実際に現地に行ってみて、今までよりも明確な考え方ができるようになった上にイメージも掴みやすくなりました。実際に現地へ赴く事の大切さを実感しました。コロナウイルスの関係でなかなか現地に行く事は難しいかもしれませんが、インターネットなども活用してより良いものにしていきたいです。

 

次回について

次回は2020年9月3日の訪問記です。スマホを使った映像記録も掲載する予定です。

 

〈空閑ゼミの連載記事一覧(2020年度)〉

立教大学・空閑ゼミのエコデザイン訪問記 #5——2020年9月15日 立教大学・空閑ゼミのエコデザイン訪問記 #4——2020年9月9日 立教大学・空閑ゼミのエコデザイン訪問記 #3——2020年9月3日 立教大学・空閑ゼミのエコデザイン訪問記 #1——「人、モノ、カネ」の「質」を豊かにしよう

 

(2021年9月22日:記事一覧について2020年度のものと表記しました。)
(2021年6月10日:第5回記事へのリンクを追加しました。)
(2021年6月2日:第4回記事へのリンクを追加しました。)
(2021年5月10日:第3回記事へのリンクを追加しました。)