立教大学・空閑ゼミのエコデザイン訪問記 #5——2020年9月15日

皆さん、こんにちは。立教大学コミュニティ福祉学部で教員をしている空閑厚樹(くが・あつき)です。

エコデザイン新社屋のコミュニティ・スペースがどのように「育って」いくか、その様子を学生による活動レポートを通じて報告していきます。

今回は、本報告の4回目となる2020年9月15日のエコデザイン訪問記録を投稿します。動画でのレポートもあります(🎬アイコン)。

〈趣旨と想いについての過去記事はこちら〉

立教大学・空閑ゼミのエコデザイン訪問記 #1——「人、モノ、カネ」の「質」を豊かにしよう

 

目次

「フィールドスタディー 活動レポート」渡邊響子

小川町について

 電車に乗って小川町に向かっている最中から何か懐かしいような雰囲気を感じた。私にはふるさとというものがないのだが、きっとふるさとに帰る時はこのような感覚に包まれるのだろうと思った。近づくにつれて減っていく駅近郊のビルに増えていく木々、全く遠出をコロナ後からしていない私にとって東京にはない緑をみるだけでワクワクしていた。到着し、懐かしい雰囲気が本当にすると思ったら空閑先生が待っていてくださり、この時点で対面での授業のありがたみというのを感じていたが、実際に人に会い、その場所に行き、触れるということがどれほど大切であるか、これまで当たり前にできていたこのようなことがいかにコロナ後から制限されていたかということに気付かされた。その後活動を進めるたびに突如現れる虫、話し合いの時に近くで流れる水の音、緑を避けながら新社屋を見学し、川を横に歩く遊歩道全てが新鮮であり、これが守るべき自然だと強く思った。そして、17時近くであったこともあるが、小川町に並ぶお店の大体がゴースト化していると思い、不安にもなった。本当にここは経営しているのだろうかというお店がいくつもあった。対面授業のことももちろん、当たり前のものも含めて突然なくなったことを経験したことにより、何事も持続させることを考えなければもっと当たり前がなくなってしまうのではないかと思い、まずはこの小川町だけでも守りたいと感じた。

オゾンについて

 正直にあまりわからなかった。これもまた対面の良さではあると思うが、周囲の音で殆ど説明を聞くことができず、質問をしてみても自分の知識不足なのか質問の通りの返答ではなく戸惑ったこともあった。ただ、はじめのプレゼンテーションや工場見学によりわかったこととして、基本的にオゾンガスとオゾン水の二つに分岐して使用され、主に脱臭・殺菌効果が強いとされている。また、このような用途だけではなく、研究機関に発生器などをレンタルで貸し出し、研究のために使用されることもあるという。

エコデザイン社員のみなさんとの対話

<ヒアリング内容>

①前回のヒアリング結果に対するコメントや補足

②-A 10年後の理想の職場を実現するためにあなたがやってみたいこと
②-B また、そのためのコミュニティースペース活用法

1. 総務部 Tさん

①前回のインタビュー結果が、実際Tさんが答えたことと異なっていたとの指摘をいただいた。

②-A 個性を活かす居場所づくり

 そもそも会社というものは利益を追求しなければ持続させていくことができない。そのような中で社員を支えていくことの部署にいるTさんは、一人一人の個性を活かし、活躍できる場を設け、居場所であることをこれからもやっていきたいという。社員全員が同じ方向を向いていなくとも、後ろから支え続けたいという。

②-B わからない

 10年という長いスパンで考えると、現在のコロナの状況も含め想定をすることができず、特にIT技術は目まぐるしく進歩を遂げる中で、その発展についていける社員とついていくことが困難な社員が生まれる。そのまま発展したものに便乗し進むだけではなく、戸惑っている社員がいたら待機し、全員が働きやすく、続けやすい環境を整えていきたいという。

2. 開発担当 Tさん

①世界だけでなく、宇宙とも

 前回のヒアリングでは世界とつながるためのブースをコミュニティスペースに、とおっしゃっていたが、そこがゴールではなく、いずれは宇宙とつながるためのことまで考えていらっしゃった。

②-A 広いつながりを対面同等に持つ

 ①と同様、広いつながりを持つための策を考えたいと考えているそうだ。海を越えてのコミュニケーションは、どうしてもTV会議になってしまうが、対面だからこそわかることがあると考えられており、対面らしさを追求したつながりを持つことをやってみたいという。そのためにVR技術などを駆使する必要がある。

②-B 無駄な余地、発信スペース

 総務部のTさん同様、10年後に何が起こるかわからないからこそ、コミュニティスペースではかっちりと何をするのか決めるのではなく、柔軟にこれから起こりうるわからないことに対応できる余地が必要であるという。また、現在のオゾンの認識は世間に広まっていないため、オゾンへの無知故の恐怖をなくすための広報スペースとして防音施設は必須である。現在はそこでオゾンを身近に感じてもらうための発信スペースとして使用し、いずれコミュニケーションを世界と取る場にもなりうるかもしれない。

報告会

 自分たちがまとめたことが褒められて嬉しかった。ヒアリングしたお二人の考え方がとてもよく似ていたことから、すごく自分たちの中でもまとまった意見が出て、混乱なく報告会に向けて話を進めることができた。2班のまとめもとてもわかりやすく、納得する点が多かった。意見を報告会のように交換することで自分の意見の整理にもつながるし、他の人の意見も聞くことができて必要不可欠なものであると感じた。

新社屋見学

 あそこまで大きいとは思っていなかったのでびっくりした。そのためかなり大きな可能性が広がっているような気がしたのでこれからの話し合いが楽しみになった。ただ、自分たちの卒業には間に合わないのではないかと感じた。  

まとめ

 現場に行くことの意味というのを改めて感じることができた。今まで見聞きしただけの情報で半期間ゼミが行われてきたが、それのおかげで進んだ議論もあったが、小川町を訪問したからこそわかったこと、議論できたことということが大半であった。まさに「百聞は一見にしかず」である。これから高い頻度で小川町を訪問する機会はないとは思うが、訪問できる時に備えて学びを深めていきたいとモチベーションにつながった。また、このプロジェクトが想像以上に一からのスタートということに気が付いたのですごくワクワクしている。自分も小川町に携わる人間として、たくさんの人のためのプロジェクトになったらいいなと感じた小川町訪問であった。

 

「小川町活動レポート」月山茉優

小川町について

今回が初めての小川町訪問であった。写真で見ていたよりも、緑が豊かで自然がたくさん残っていて、都心の喧騒から離れた静かで居心地の良い場所であった。商店街などの街並みや、周りの建物も趣があって私的には好きな街並みであった。また、私のおばあちゃんの家の近くに似ていてどこか懐かしさを感じた。全体的に活気があるとは言い難く、高齢化が進んでいるのかなと思った。また、街の雰囲気から川越のような観光地化も可能ではないかと感じた。

オゾンについて

オゾンは雷の放電によって生成され、使用後は酸素だけが残るため、大きなメリットとして環境負担がないことが挙げられる。オゾンの効果としては、脱臭、殺菌、洗浄などがあり、ホテルでの脱臭やトイレの水の脱色などに利用されている。また、コロナウイルスの殺菌も期待できる。有害有機物を分解・無害化する作用もあることから、環境を重視する現代社会でよりその利用範囲が拡大していくことが期待できる。

エコデザイン社員の皆さんとの対話

①Nさん(開発営業部)

コミュニティスペースについて

  • 仕事とあまり関係ないことができる場所であってほしい
  • お店というよりは内輪的雰囲気の方がいい
  • 利益主義になるは嫌

高校、大学生、地域住民に期待すること

  • 環境負荷を減らせるオゾンの存在を知ってほしい

②Iさん(製造部)

コミュニティスペースについて

  • 会社の歴史も一緒に展示して技術の共有必要
  • 利益よりも外の人との交流重視
    →地域住民の会社認知度低い

高校生、大学生、地域住民に期待すること

  • オゾンの存在を知ってほしい
  • オゾンについての情報発信はできればしてほしいかも

③Nさん(顧問)

コミュニティスペースについて

  • カフェのような利益が保証できないものはお金がないため作ることは不可
  • 休憩所のようなものならまだ可能
  • オゾンについての知識や具体的な使用例を共有できる場所を作りたい

高校生、大学生、地域住民に期待すること

  • オゾンについてや、オゾンの仕組みについて知ってほしい

報告会

外への発信や交流と社内の内輪的な休憩所のようなスペース、大きく分けて外向けと内向けのスペース活用案があった。そこで、どちらも実現できるように場所を外向けのスペースと内向けのスペースの二つに分けての活用の提案を行った。また、インタビューを行なった際に金銭面について、カフェのようなものはできないとのお話があったが、高校生や大学生のボランティアで金銭面を賄えば良いのではないかという案も出た。

新社屋見学

想像していたよりも広々としていたので、スペースを区切っていろいろなブースを作ることも可能だと感じた。今のところよりも駅に近いため、地域住民の方たちとの交流がしやすくなるかなと思った。

まとめ

今回小川町やエコデザインに実際に行ってみることで、今まで漠然と何をするかわかっていなかったところから、どのようなことをするかやどのようなことが求められているかというところが具体的にわかり、これからの活動が楽しみになった。どこか懐かしさのある小川町の雰囲気にあったコミュニティスペースの活用法ができるといいなと思った。

 

「空閑ゼミ活動レポート」深谷颯太

小川町について

 私は今回のゼミ活動で初めて小川町を訪れた。同じ埼玉でも私の住んでいる浦和とは違い少し涼しく感じた。都心から1時間以上かかるということもあり、自然が豊かで落ち着きのある街であった。

オゾンについて

  • 放電という行為により発生する
  • 殺菌、消臭、清浄作用がある
  • 新型コロナウイルスの不活性化作用が期待されている

 前回の活動グループがオゾン水を使用したコーヒーをいただいたとのことで期待していたが、味わうことはできなかった。少し残念である。

エコデザインの社員との対話

 今回は(1)前回のヒアリング内容の共有と(2)コミュニティスペースを活用していくにあたって小川高校の生徒や立教大学の学生・近隣住民等に期待することについてエコデザインの社員と対話をした。そこから以下に今回新たにヒアリングを行った三名の社員の意見を集約することができた。

(1)前回のヒアリング内容の共有

  • 現状の仕事に対する満足度は高い
  • 知識、技術の共有は必須
  • コミュニティスペースは利益を考慮しない
  • 社内交流の場としてのスペース活用を望む(例:休憩所)
  • 地域住民と繋がりを深められるようなスペース活用を望む(例:展示室)

 特に、まだ近隣住民にエコデザインの活動が広く周知されていないことから、地域と積極的に繋がりを深めていくべきだという意見と、社内の交流にとどまりたいという意見が出てきた。この意見は今後のコミュニティスペースを活用していくにあたって重要であろう。

(2)コミュニティスペースを活用していくにあたって小川高校の生徒や立教大学の学生・近隣住民等に期待すること

  • SNSでの情報発信
  • 小川町の小中学生にオゾンについて学ぶ機会を与えたい。

 いずれにしても外部の人たちにオゾンについて知ってほしいという考えは共通していた。

報告会

 上記の内容をまとめ、発表した。このヒアリングと報告会により、これからの活動の大まかな道筋を見出すことができたように思う。

新社屋見学

 新社屋は駅から歩いていくことができるため、利便性は悪くないと感じた。敷地面積は想像していたよりも広かった。まだ取り壊していない工場が残っていたが、自分の中で新社屋のイメージが少し明確になった気がした。

まとめ

 今回の活動はゼミのメンバーとオフラインでは初対面であったため少し戸惑う部分もあったが、ヒアリングや報告会を通して距離を縮められた。今回の活動は非常に有意義なものであり、これからの活動に向けていいスタートが切れたのではないだろうか。

 

「活動レポート」森幹太

初めに小川町を初めて訪問して感じたことはシンプルに結構な田舎だなという感じです。においも良く綺麗な川が流れていたりと昆虫採集が趣味の自分にとってはとてもいい場所でした。個人的に行きたいレベルでした。ただ立地と商業施設の少なさから人を呼び込んでどうにかできるか、観光業などで発展できるかは微妙なんじゃないかと思いました。偏見かもしれませんがきっと不便さから若い人がどんどん都市部に出て行ってしまうのも一因ではないのかと思ってしまいました。

オゾンについてはおおよそ事前にいろいろネットの記事などで調べた通りだなと思いました。ただネットに書いてあることとオゾンに実際に携わっている人とで違ったことはオゾンはもちろん危ないものだが酸素から作れるし使った後は酸素に戻るし共存というかうまく使って世の中に役立てるものという認識だったところです。この考えは世間に浸透していなくてましてやオゾンは悪者扱いされているのでみんなに知ってほしいなと思いました。

ヒアリングした内容としては前回の結果の共有と小川高校生や立教生など近隣住民への期待や願望の二つです。前回のヒアリング内容、10年後のこの会社での理想の働き方とその実現のためのコミュニティスペースの活用法について10年後どう働きたいかのほうは現状維持今のままでいいという声がほとんどで、意外と不満とか願望とかないんだなと感じました。ただ技術とか情報に関してはこの分野でやっている人が少ないのでこれから心配だし情報を共有できたらいいなとは言っていたので自分たちというよりこれからの社会や会社について心配しているんだなと思いました。コミュニティスペースの活用法については金銭的または落ち着かないとの理由から開けたカフェのようなスペースは嫌だというタイプと利益とか関係なく外との交流は大事だしみんなにもっと知ってもらいたいとのことからオゾンを紹介するスペースや小さなカフェを望むタイプに分かれていました。学生や近隣の人たちに期待することとしてはどちらかというと会社としてではなく個人的にオゾンやこの会社のことを知ってほしいと言っていました。

自分たちのチームのまとめとしては内的タイプ外的タイプに分かれてはいるもののみんなオゾンや会社のことを知ってほしいというか理解してほしいという点は同じだったねということと、この2タイプの考え方があるけど学生ボランティアを雇って経費を浮かせたりコミュニティスペースは広いらしいし二つに分けて使えれば大丈夫なんじゃないかという風にまとまった。 一日を通して久しぶりに大学の人たちと話したので変な感じがしたり田舎に行ったり新しい人たちと話したので新鮮な気持ちがあったりといろんな意味で疲れた一日だった。

 

「空閑ゼミ活動レポート エコデザイン株式会社見学で見たもの聞いたもの」杉山賢汰

1月の小川高校でのドッジビー大会以来、実に8ヶ月ぶりに小川町駅に降り立った。市街地に人の姿はなく、タクシーでエコデザイン株式会社に到着するまでも通行人らしき人はあまり見られなかった。エコデザイン株式会社の現行社屋は雷電山を背にして立っていた。(現行社屋は歌手・加藤登紀子の夫で、学園紛争や有機農法の実践者として名のある藤本敏夫氏が建てた、かつては食品工場だった建物だそうである。)

雷電山の話から、長倉正昭会長よりオゾンについての説明が始まった。雷が地上に落ちるとき、放電が行われオゾンが発生する。「オゾン層」と言われる、大気圏を覆うオゾンは太陽光の紫外線によって発生する。オゾン(O3)が発生するのは、酸素分子(O2)の共有電子が共有結合を失い、はね出されるときである。

エコデザイン株式会社は、自然と共存し且つ永続性のある人間社会を作り出すために必要な科学技術を創生し、提供することを目的に2000年に設立された、いわば「(地球)環境のための会社」である。ロゴにも工夫が凝らされ、”design”の筆記体が冒頭の”eco”に回帰するという「エコに帰るデザイン」である。長倉会長はじめ、社員の方々は「科学技術自体には善悪はない」との考えで、それを利用する人間ができるだけ地球環境のために使っていく、という理念をもたれている。

続いて、会長自ら工場内を案内してくださった。入ってまずあったのが開発のエリア。「積小為大」の額が目に入ってくるこちらの場所では、ものつくりの最初の段階である開発が行われている。次にあったのが、「雷電工房」という組み立てのエリア。エコデザインでは原料の調達や加工を外注しており、ここでは部品から組み立てる作業、完成品のオゾン濃度などの検査、さらに梱包が行われた。その横には、ホテルや火事場、大学や研究機関に向けてのレンタル品を納めた部屋や材料庫もあった。会長は私たち学生に、水の入った三重管に電圧をかける様子や他社のOEM製品で3ヶ月間耐久性の測定を続けている生成器を見せてくださった。

ヒアリングでは、まず総務部のTさまにお話を聞いた。Tさまは、10年後自分で納得できる仕事をしていたいとしたうえで、そのためには会社と自分が同じ方向を向いている必要があるとおっしゃっていた。10年の間で働き方が変わったりしても、総務として個性の強い社員一人ひとりが活躍できるよう、柔軟に受け止めて後ろから支えていたいという思いをおもちだった。コミュニティスペースに関しても、会社のために使いたいというお考えであった。次にお話を伺ったのは、開発部のTさま。彼はこれまでに、コミュニティスペースの用途としてテレビ会議システムを例に世界、宇宙にまで及ぶ「広いつながり」を実現できるような空間にしてみたいとおっしゃっていた。今回は、そこにある思いを探ることに。この間、コロナ感染拡大の影響で誰もが感じた対面で会うことの利点。それを活かしつつ、他空間とつながれるようなオンライン1.5とも言える交流ができたらいいとおっしゃっていた。他にも広告業務用に動画撮影ができる防音スペースなどのアイデアをおもちで、それらの実現のためには柔軟性やムダをあえて残すことが必要と話されていた。

これらを踏まえ、1班の発表は、ヒアリングしたお二人のご意見で共通していた柔軟性や会社の持続性という面と、コミュニティスペース活用などの根底にある「オゾンを普及させたい」という思いに帰着するというようにまとまった。2班の発表は、内/外派それぞれの意見を取り上げたうえで若い人にオゾンについて知ってもらえる場にできたら、とまとめていた。

発表と感想の共有後、新社屋建設予定の木工所跡地へ行った。工場の中に盆ノ市で使用する灯籠風の町内各店舗の看板が置いてあり、若い世代からお年寄りまで人でにぎわっていた昨夏の光景が思い出された。敷地はとても広く、2階建て新社屋の完成が待ち遠しく感じられた。 今回、小川町を訪れて感じたことの多くは、コロナ禍でどう過ごしていくかということ関するものだった。参加者同士の会話のほとんどもそれであり、後期のゼミ活動、さらにはエコデザイン株式会社とのこの共同プロジェクトの遂行についてどうしていくべきか考えさせられた。

 

「初のエコデザイン」富永遼河

 今日は三年生になって初めての小川町での実習だった。春学期にzoomでミーティングしたエコデザインさんの会社にお邪魔して活動ということで去年とは全く違う活動だったので、とても緊張していた。また、今年度は新型コロナウイルスの影響で春学期は小川町での活動をすることができなかったため、かなり久しぶりの活動でゼミのみんなと直接会うの自体も半年ぶりだった。そのうえ、今年から空閑ゼミになった青木とは初めて一緒に活動するし、二年生とは初めて顔合わせだったので、とても新鮮な気分で楽しみだった。

 小川町駅に着くと全員で顔合わせをした後、エコデザインさんの社屋までタクシーで向かった。その後会長さんからエコデザインさんの企業理念や、オゾン装置について説明していただき、当日の活動内容について説明していただいた。二班に分かれて①名前、部署、役職、②「10年後の理想の職場」と「コミュニティスペース活用法」についてのコメント、③今後小川高校生、立教学生、地域住民に期待することの三つを仕事中の社員さんにインタビューするということだった。

 1人目はNさんにインタビューした。「10年後の理想の職場」は現状維持とのことだったが、「コミュニティスペース活用法」についてはお金にとらわれないような場所、内輪で使えるような場所ということをおっしゃっていた。事前のゼミ内での意見はカフェを経営やオゾン装置を外部に伝えるというものだったので、自分たちとはほぼ逆のような意見だった。このような意見は自分たちだけでは出なかったと思うのでとても参考になった。2人目はIさんにインタビューした。①に関してはNさんと同様現状維持ということだったが、②は装置を知ってもらう方法として、デモンストレーションではなく展示だけでいいのではという意見があった。最後にNさんにインタビューした。②の意見として将来的には地域住民の集う場所にできればと話していたが、現在はそんな余裕はないので、休憩所のような場所、オゾンについての情報を発信できるような場所として活用することを挙げてくださった。②の意見を聞いて自分たちはオゾンを広めるとか、町の人が来てくれるようにということしか考えてなくて社員さんたちの考えと、自分たちのイメージがあってなかったと思った。また、③は共通してオゾン、会社について知ってほしい、情報を発信してほしいというものだった。

 今回実際にエコデザインの社員さんたちにインタビューしてみて、現場の声を聞くことができ、参考になった。今後協力して活動していくことになるので、今回の活動を活かしていきたい。

 

「今学期初の小川町」田島知征

 9月15日火曜日私は久しぶりに小川町を訪ねた。今年の2月からコロナウイルスによって小川町のゼミ活動に制限があったがそれもようやく制限が緩和されて小川町でのフィールドワークができた。暑さも軽くなり、過ごしやすくなったが外での活動にはまだ快適とは言えない気温だった。久しぶりに尋ねた小川町は昨年とはあまり変わらなかった。唯一変わっていたと感じたのは駅前におしゃれなカフェスペースが出来たことくらいだった。森林公園を過ぎたくらいから電車の中に人が少なくなり小川町に近づけば近づくほど人は減っていった。小川町に来たのはコロナ期間に入って2回目で1回目は地元への帰省する際に乗り換えで小川町にきた。小川町に来て変わらないことはやはり、ゼミは対面でやるからこそ楽しいという考えだ。

 オゾンについては春学期から基本的なことは学んできた。オゾンを利用して浄化したり、脱臭したりすることが出来ることは知っていた。しかし、どのようにオゾンが作られてどのように利用されるのかを実際にこの目で見れていなかったので工場見学はとてもいい勉強になった。機械を洗浄する際に本来なら部品を解体してから洗浄しなければならないがオゾンを使えばそのままできるといったようにとても便利なものだと知った。

 ヒアリングに関しては実際に職場で働いている人に話を伺った。10年後に理想の職場にするためには何ができるのか。またその為にコミュニティスペースをどのように使うのかの質問をした。二人の方にお話を伺ったが共通して言えることは柔軟性と変化に対応できる力がとても大事だということだ。10年後の未来など想像できる人は誰一人としていない。スマホの普及や大災害、コロナウイルスといった未知のウイルスが日本に来るなど明日何が起こるかもわからない。そのような中で生活するためには柔軟な発想と変化に対応する力が必要だ。だからこそ一つの目標に向かって全力を尽くすことも大事だが臨機応変に対応できるようにゆとりをつくりながらすることで想定外の事態が起きても対応できるのだといっていた。 

 報告会では1班でまとめたことを私が発表した。班のメンバーが優秀でしっかりまとめられていた。私の発表がもっとうまくできていたらまとめたことを全部伝えられていたと後悔した。インターンでもプレゼンがあるのでとてもいい練習になった。私自身も今持っているプレゼン力のほとんどを出せたがまだまだ完璧には程遠いと感じた。 

 エコデザインの新社屋は私が想像していたものよりはるかに広かった。テニスコートなら2,3面作れるくらいの広さだった。広さにとても驚いた。

 今回のゼミ活動を通してこれからの活動にやる気がでた。リモートでは感じることのできないことを今回対面でやることによって知れた部分があったのがとても大きかった。実際の現場の雰囲気や対面で話してみてどのような人なのか対面の大切さを改めて実感した。今回のヒアリングで個人的に好きな言葉がある。それは「リモート以上対面未満」という言葉だ。コロナの関係で対面が難しくなる中でリモートでも対面らしさを感じられるようなことがあったら楽しいとおっしゃって言いました。発表の際にもこの言葉を使ってすこし笑いを取れるかと思いました甘かったです。今度の発表の際には聞いていて面白いと思われるようにやりたいなと感じた。

 

「空閑ゼミ「エコデザイン訪問から」」青木惣太郎

小川町について

 小川町を初めて訪問して、第一印象は、「あ、コンビニある!でした。」自分は、コンビニもお店もほとんどないところだと想像していたので、驚きました。ですが、タクシーに乗り、しばらくすると自然豊かな光景が広がり、想像していたところと合致しました。エコデザインに向かう道中では、畑や、竹林が広がっていて、自分が住んでいる東京ではあまり見かけない光景なので、新鮮に感じました。また、空気がきれいで、とても落ち着くところでした。自然のにおいや、虫の音など自然本来の音を聞き、心が安らぎました。それは、そこに住んでいる人の性格に深く、関係があるものだと感じました。エコデザインの方に、インタビューをした際、第一に、職場の仲間のことなどを考えていることが分かりました。当たり前のことかもしれませんが、のんびりし、落ち着いた小川町だからこそ、このような人が多いのではないかと思いました。

オゾンについて

 オゾンについて私は、すべてを理解できたわけではありません。ですが、オゾンは、私たちの生活を豊かにしていけるものだと理解しました。脱臭などさまざまな場面での活用が考えられ、今後オゾンが広がっていけば私たちの生活は、より豊かになるはずです。オゾンは、自然発生で地球にあるものですが、人工的に作るには、複雑な機械を使っていました。どのような原理で、オゾンが発生しているかは、わかりませんがオゾンの普及は、大きな意味を持ちます。地球に元来から、あるものなので、使用しても地球などに害を与えることはほとんどありません。オゾンを知らない人からすれば、オゾンは、怖いものかもしれません。オゾンを少しでも、理解した私たちは、オゾンの普及のためになにかできるかもしれません。オゾンは、今後の地球をより、豊かでよくするために必要なものであると私は、理解しました。

エコデザイン社員のみなさんとの対話

「総務部Tさん、開発営業部Tさんのコメント」

総務部 Tさん

 10年後は、どう変化しているかわからない。その変化にどう対応するかが重要。それぞれ個人が働きやすい場を作っていきたい。総務として、後ろから社員、会社を支えていきたい。個性の強い一人一人が、活躍できる場の提供。自分が納得できる仕事がしたい。自分と会社の方向性の一致が大切。コミュニティスペースは、デモンストレーションなどにも使えたらいい。

開発営業部 Tさん

 10年後何が起こるかはわからない。テレビ会議も良いが、実際に対面ということに意味がある。そこで、VRのようなものが普及すればよいのではないだろうか。柔軟性を持ち、「ムダ」を無くすことが大切。コミュニティスペースも、一つの使用に固執するのではなく、柔軟性を持たせるための、余暇を持たせることも重要。また、広告として行っている、YouTubeを撮影する場、例えば、防音室などの完備もしたい。オゾンを身近にしたい。オゾンへのわからないこと、怖いことを払しょくしたい。

報告会

 私たちの班では、インタビューの内容から、最終目標を宇宙も含んだ強いつながりになりました。それの実現のために、いくつかステップを踏む必要がある。ステップを逆算すると、10年後の近い未来の目標として、オゾンのわからないことを払しょく、オゾンを身近にするが挙げられた。初めの目標では、例えば、コーラを知らない人が黒い飲み物を見て、何も思わず、のむことができるだろうか?私たちは、知っているから、躊躇なく、のむことができる。オゾンにも同じことが言え、わからないから怖いイメージなどが出てしまうのである。それを払しょくする必要がある。そのためには、会社としての力が必要になり、働きやすい場の実現や、会社と自分の方向性の一致や、個性を生かす職場づくりなどが挙げられそれの実現は、持続性にもつながっていくのである。また、10年後といっても、どうなっているかは誰にもわからない。そのため、柔軟性や、対応力が必要になり、同時に、余地が求められる。余地を持つことで、様々なことが可能になり、その一つが今できることとして、動画撮影などがある。これらを達成できれば、目標を達成されていくだろう。私たちの班では、インタビューの内容の目標からできることを逆算して考え、まとめ発表した。

新社屋見学

 想像以上に広くてびっくりしました。今のオフィスの数倍くらいあるのではないでしょうか。オフィスが広いことは、新しいことに挑戦することが可能になるだろう。コミュニティースペースもその一つであるが、訪問の際に少し話に出た、宿泊スペースも実現すれば、人が小川町に来やすくなるはずだ。言い方として、適切ではないかもしれないが、東京から遠いので、私は、足の運びずらさを感じた。新社屋の活用が、エコデザインの目標を達成するためと同時に、小川町の一つの拠点としての役割を担い、観光客を呼び込むことができれば、それは小川町全体の地域活性化につながると感じた。そのくらい可能性を秘めた新社屋だと思うので、私としても、オンライン、対面での話し合いを重ね、このプロジェクトを良いものにしたいと思いました。

まとめ

 実際にエコデザインを訪問し、職場の見学や、社員さんとの対話を通じて、オンラインでは分からなかった雰囲気や、専門的なことを、見て、知ることができて良かったです。社員の方がどのような思いで働いているのか聞き、自分の将来を見据えた部分と重なる部分がありました。コロナ下でのプロジェクトを進めることは難しいですが、エコデザインの方と頑張っていきたいと感じました。

 

🎬「エコデザイン訪問(9/15)レポート 映像記録係」小巻龍雅

この日に話を聞けたのは2人だけであったが、どちらも変遷が激しい世の中で将来のことを聞かれても答えづらいといった回答していた。柔軟性が問われる今後において何かを発信していくには今日自分たちがやっているような動画編集の技術が必要になってくるのかもしれないと少し思った。

また、やってみると思ったよりだいぶ難しく、自分たち以前に行った班の編集は動画と静止画の使い分けや、テロップの入れるタイミングなどがうまかった。そのため、いかに今できるクオリティで伝えるかというのが次にやる機会があったときの参考になった。しかしながら、編集していて気になったのは一人一人が感想を言う場面である。あのときの状況としてはエコデザインの方々含め全員が円になっているときだった。話しているゼミ生を映したときにどうしてもエコデザインの方々が映ってしまう。最初に動画を撮るときは了解を得てから撮れと説明を受けたが、そういう場合には全員にいちいち許可を取らないといけないのだろうか。

 

🎬「YouTuberってやっぱりすごい!」土田薫

9月15日、だいぶ久しぶりに小川町での活動だった。やはり自然豊かな小川町はどこか自分の地元に似ているところがあって気分が落ち着く。

今回の活動の私の役割は「動画撮影と動画編集」であった。以前、学科の授業で少しばかりではあるが動画編集をしたことがあったので大丈夫だろうという謎の余裕があった。だが今回は動画の素材が多く、カット作業やBGM・テロップの挿入が想像以上にハードな作業。やっと動画が完成したと思ったのに今度はiPhone内に保存ができない。正直めちゃくちゃイライラしていた。こんなにも自分がたった5分の動画を作るのに時間がかかるとは思ってもいなかったからだ。この作業を通して、自分の編集力の未熟さに気が付くことができたと同時にYouTuberのすごさを改めて知ることができた。画面上では楽しそうにしている彼らも、裏では相当な手間と時間をかけているのだろう。このことも踏まえて、今後YouTubeを見ていこうと思う。また今度動画を作る機会があったら、今回よりもよりクオリティの高いものを作成できるように努力したい。

 

*学生の希望により署名入り記事としております。

 

次回について

小川町を学びのフィールドとして持続可能な地域活性化に関心をもつ若者の視点から、町の魅力、地域活性化における課題、小川町の地域資源について話し合い、その地域資源としてのコミュニティスペース(エコデザイン社提供)やその活用法について意見交換する「意見交換会」を企画しています。

企画名:若者の視点から考える持続可能な地域活性化連続意見交換会—小川町の魅力発見とコミュニティスペース活用の検討—

本企画終了後、①小川町の魅力、地域活性化および持続可能性推進のための取り組みにおける課題、地域資源について参加者間で情報共有がなされ、理解が深まっていること、②地域資源の一つであるコミュニティスペースの活用法についての具体的アイディアが出ていることを目標とします。

 

〈空閑ゼミの連載記事一覧〉

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