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顔採用? 多様性? “どんな人と働きたいか” 社内座談会2020

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この記事は採用・職場に関する記事です。

エコデザインのハヤカワです😃

就活生の皆さんや、転職活動中の皆さん。いつも大変お疲れ様です!!👏

 

会社を探すにあたって、どんな会社で働きたいか? という自問自答は必ず必要になることだと思います。

どんな会社で働きたいか? その問いの先には「どんな人と働きたいか?」という、対組織ではなく対人の観点が出てくると思います。それは組織に属する人間一人一人にとっても同じです。

 

そこで、どんな人と働きたいか? の社内座談会を開催してみました。採用担当者と、そうでない者も一緒にやりました。

当社を志望される方(ありがとうございます!!)のみならず、オゾン業界を目指す方、あるいはものづくりのベンチャー企業を目指す方にも参考にしていただけるかと思います。

 

自分はどんな会社で働きたいのか? どんな人と働きたいのか? の答えを探すために、参考にしていただけたら幸いです。

この記事では、本人の希望に応じてぼかしを入れたりいらすとやさんのアイコンで隠したり目線を入れたりしています

(※この座談会は、2019年末に行われました。)

 

新卒の就活は“顔採用”?

T

うちのこれまでの傾向から考えると、マニアックな人がいいんですかね。

S

みんなマニアックですね。あと、エコデザインには、いかにも顔採用されましたっていう感じの人はいないですよね。でも、むさくるしい人だとちょっと困るかな…。

T

ジュノンボーイがいいと?

S

阿部寛さんみたいな。

T

彼はノンノボーイでは?

S

まぁ、別にモサくてもいいんですよ。ちゃんと自分なりでいいから社会人として清潔感が出るようわきまえてて、他人を嫌な気持ちにさせなければ。
スーツに限らず作業着のときでも、社会人としての清潔感には気を付けられるといいですね

H

こういうのって、よく体育会系なら受かるとか言われてますよね。実際どうなのか。

S

極論、人事というのは、体育会系って感じの子であれば(次の面接に)通してしまいやすいと思ってます。特段頭脳明晰ではなくても、やっぱり元気でハキハキしていると、それだけで第一印象を良く見せられますからね。

H

とはいえ現実には、エコデザインの業務に向いてるなと思える人でなければ通していないと思います。となると、インテリ体育会系なのか?

S

いや、学力にせよ雰囲気にせよ、それが悪い意味で目立たないとしたって、それを上回るような何か光るものがあればいいと思うんですよ。自分がこれまで見てきた中だと、やっぱりどうしてもどの子も同じようにしか見えなかったので。
確かに人としては“いい子”なのはよく伝わってくるんだけれど、また今回もこういう子か…ってなってました。

N

面接官の目につく部分があればいいんだと思います。就活のマニュアルに倣っただけでは醸し出せない、その人の個性が出せれば。

T

就活のマニュアルに則って“正しい”就職活動をしていること自体はいいことだと思います。それによって、就活のマナーや社会に出るための基礎的な心得等を学んでいけますから。
ただ、何もかもマニュアル通りにしてて本当の自分を殺してしまうと、みんな同じに見えてしまって、際立って良い印象を残すことができないんじゃないかと。

H

社会に出るためにちゃんと自律する意識のある“いい子”なのは伝わるけども、結局大体どの方もみんなそうやってちゃんとして来ていますからね。マニュアルだけだと、結局周囲と同じに見えてしまって、没個性に見えてしまうと。
みんな横並びで同じに見えてしまう今の日本の就活で、我々はどうやって個性を出していくべきでしょうか

H

社長は以前「もっと自分をさらけ出してほしい、研究や趣味の話を人に気持ち悪いと思わせるくらい深く熱く話してほしい」って言ってましたね。

“変わり者”であることは悪いことじゃない

S

このエコデザインを本気で志望して来るという時点で実は良い意味で相当“変わってる子”なので、その輝く“変わり者オーラ”を隠さずに出してほしいかな。

H

この子は輝いてる! っていうオーラって、勝手に漏れ出ちゃうものですよね。自分の“我”があるというか。
やっぱり、目立ちますし、話していて面白いから相手への興味が湧きますよ。この人は他にどんなエピソードを秘めているのだろう、もしこの会社で働いたらどんな新しい風を招き入れてくれるだろうって。

T

人と違った、変わった部分を持っている人というのは、他の人のそうした部分にも寛容であると思います。多様性を考えていく時代にあって、特にエコデザインの場合は変わり者だらけの会社ですから、人と人の違いを認めていける人でないといけないです。

S

だから、精神的に強いことは必要ですね。そして、物事に“気づき”を持てる人。

H

我を持つことができて、それを失わない人ですよね。自分のことも他人のことも尊重できる感性が必要だと思います。
ダイバーシティの現代では、自分だけでなく他人のことも尊重していける感性が欠かせません

G

僕としては、ごく普通の人が一緒に仕事をしやすいですね。世間的なスタンダードな人です。

H

理由としては?

G

うーん、なんとなく…。

H

人を見るときに、「なんとなく」ってのはそれは違うと思うんですよね。きっちりした理由が語れないと、相手に失礼ですから。

M

色々なことができる、バランス感覚のある人がいいんじゃないでしょうか。仕事も気づかいもできる人。清潔感や社会人マナーもその一つ。でも、なかなかそういうオールマイティな人っていないですね。

S

個人的には野球部がいいんですけどね。あとプロレス好きね。話が合うから。

H

別に先輩社員と趣味が合う必要はないとは思いますけど、緊張をほぐしてお互いに打ち解けるためには、趣味の話も楽しくできるといいですね。

S

この人がいるなら会社に行こうと思える、働くモチベーションになるような人がいいですね。お互いに。
人間関係を良好に保つことは、モチベーション維持にかなり影響します

 

何学部出身かよりも、仕事に興味を持てるか

S

今自分は設計をやってるけれど、設計をやる上では学生時代の勉強は結局役に立っていない気がします。

M

いや、でも物理・電気・化学の基礎的な知識があるだけで全然違いますよ。モル数とかそういう基礎的な話が伝わるか伝わらないかで、スタート地点が全然違うので。物理・電気・化学の基礎を知っていれば有利です。

S

自分としては、地頭さえ良ければ入社が決まってから勉強し始めるのでも間に合うというか、どうにでもなると思いますけどね。業務でやることって、学校の勉強とは全然違いますから。

N

私は数学や化学を学生時代もっとちゃんとやっておけばよかったなぁって思ってます。

H

同感です…。

N

「10の何乗」と聞いただけで思考停止してしまう人も文系にはいるらしいと聞いたことがあって、もし文系と理系とで本当にそれほど大きな隔たりがあるのならば文系の人は就活が大変だろうなと思います。

M

結局そこは、(入りたい会社ごとに必要となる知識を)抵抗なく勉強できるかどうかだと思います。何歳になっても学ぶことっていうのはなくならないから。

H

エコデザインの社長は文系卒なんですよね。

S

大学の学習内容のバランスでいえば、地方国立とかは学ぶ上でバランスが良さそうだと思ってます。

H

逆に私立ってどうなんですかね。学校によるでしょうけど。

S

私立は専門のことを突き詰める場所かな。傾向としては。

N

国語力はむしろ文系より理系のほうが必要かもしれませんね。論理的に分かりやすく説明できる能力。

T

そうした論理的な思考は、分野を問わず学生時代の資産ですよね。

S

とはいえ、自分の場合は本当に全くの畑違いの学部から来たので、最終的には業務内容に興味を持てるかどうかだと思います。
エコデザインは人が少ない分、学ぶことも、自分で考えて解決していかないといけないことも多いから、ちゃんと興味を持って仕事をしていれば、同じ年代の人に比べたらみんな高い技術がついていると思ってますよ。
大学で学んだことを活かせるのが一番ですが、社会人になってからの勉学がもっと大切になるときもあります

若いうちから専門性の高い技術を学べる場として

S

エコデザインの若手技術者は、周囲と比べても技術的には優っているという感覚があるんですよ。でも、そうでない周囲の人たちよりも給料ではもしかして負けてるんじゃないかという葛藤とよく戦っているんです。
だって、他社の技術者と会うと、必ず年上なんですもん。自分たちと同じか下の世代の技術者って、なかなかいないですね。

T

他社のどのくらい偉い人とも臆せず話せる人に育ってくれるのが望ましいですかね?

S

部長くらいですかね。それ以上の立場の人になると、流石にもうオーラが違ってて話しづらいよねと思います。

H

圧がある感じがしますよね。

T

そういう圧がある人って、この会社の役員にはいないような…。

S

我々が明らかに正しい場では、それを折り曲げずにもっと自信を持って臨んでほしいとは思いますね。

H

そういう舵取りとプランニングができる人材がいれば。

S

結局まぁ現時点では、技術者に育ってくれる人が欲しいんですよね。
驕らず、ひたむきに考えていける技術者でありたいものです

 

新卒採用と中途採用の違い

T

中途採用の場合はどうなんでしょう。

S

中途の場合はイコール腕がいい人ですよね。新卒に求められるマナーとかそういうんじゃなくて、これまで培ってきた技術力で相手を黙らせられる人です。華々しい経歴とかそういうのじゃなくて、技術で(我々を)黙らせてほしい。

M

技術系の人は、そういった意味では潰しが効いていいですよね。

S

中途の人を採るなら、その人と技術のぶつかり合いをどんどんやって、社内でお互いに高め合っていってほしいですね。「態度が気に入らない」とかそういうくだらない内容で人とぶつかるようでは困りものですが。
色々な考え方がありますが、和やかな雰囲気は損いたくありません

G

自分は電気回路をやっているので、電気系の素養がある人がいいですね。

H

エコデザインには新卒だと化学や生物、環境系出身の学生さんが多く集まりますけど、電気や機械系の学生さんは少ないんですよね。やはり中途でスキルのある人を入れるのであれば、即戦力が欲しい。

S

ただ、それに見合った対価が出せるかどうかがエコデザインの体力的な問題かな…。

H

大手からエコデザインに来て収入的には下がる場合もありますよね。ライフスタイル的に、エコデザインの働き方のスタイルに意義を見出してくれるかどうかだと思います。

N

まだエコデザインは全然違う業界出身からの人を集めるというよりは、技術に秀でた人を求む段階にあるようにも思います。

T

少なくとも、今は技術が優先で、管理職的な人の必要数は限られてるんじゃないかなとは思いますよね。

M

いや、でも大手でも、下請けにやってもらったものをまとめる役の人というのは重要じゃないですかね。

S

大手は、人を使うのは上手いですよね。それはそうだけど、今の段階ではエコデザインには技術人員が足りていないのかなと思います。
人をまとめるということと、人を活かすということの難しさを感じます

 

オゾンが何なのか未知の存在だから、応募も少ない穴場?

S

そもそも、オゾンって何なのか? それを説明できる人も、説明して分かってくれる人も少なくて。自分だって未だに友達に自分の仕事が何なのかを上手く説明できないくらいですから。お客さんは大手がいっぱいだよっていう話はできるけど。

G

オゾンの場合には用途や納める業界があまりに幅広すぎて、余計にわけがわからないんじゃないですかね。

M

オゾンは塩素とは違うんだけど、まぁイメージとしては塩素剤を作って売る代わりにそれを出せる装置を作って売るという感じでしょうか。

H

オゾン業界って研究に半導体に野菜に飲料水に下水処理に脱臭消毒にって、各方面から問い合わせが来るのでニーズ自体はすごく多いですけど、表に出てこないですよね。常に裏方の役割。

S

だからこそ、オゾンは目立たなくて、しかも分かりづらくて、働きたい人が集まらないんじゃないかな…。
オゾン業界を発見するのは、見知らぬ書架から未知の好みの本を探すくらい難しいです

オゾンに惹かれても、環境に惹かれても、機械いじりに惹かれても良い

N

私は、こういう市場があってこういう使い方ができるんだって関心を持って、応募したんですけど。一般的にはそんなに分かりづらいものなのでしょうか。

M

分かりやすい薬剤とかと違って、ルート営業はできないですよねオゾンは。

H

オゾンに興味があるというよりは、機械を触るのが楽しいからこの会社を目指す、この会社にいる、っていうのでもいいんじゃないですか。

S

そうですね。本音を言えば自分の後釜が欲しいですよ(笑)

M

あとは僕の場合だと、科学技術のことを必ずしも信用してないんだけど、今の世界みたいな科学技術のあり方よりは、オゾンの残留性のなさとかそういうのに惹かれているっていうことかなと思ってます。

S

つまり、消去法?

M

消極的な賛成という感じですね。

G

科学技術の全てを認めるわけじゃないけど、部分的にはって感じですかね?

M

他の生き物だったら科学技術がなくても生きられるんだけれど、人間はこの社会の中でどう生きていくのかっていうのを考える上で、今の科学技術の代替となるものが今後育ってくるのであれば、それを研究・採用していくために会社にいる意味はあるのかなということです。オゾンがそれなのかなと。
消極的な賛成というのも一つのあり方です

S

自分なんかはやっぱり使いやすいから普通にハイターをバンバン使っていて、これは環境やSDGs的には逆行になるのかなってちょっと思うんですけど。

M

科学技術で全てを解決するのが良くないかなというだけで、必要と好みはあっていいと思うんです。ただ、全部それに依存するのは危ないんじゃないかということで。

S

まぁうちの会長のように何もかも全部をオゾンに依存したがる人はなかなかいないですよね…。
オゾン沼の水先案内人、長倉正昭会長

どんな人なら会社に馴染めるのか

N

女性が欲しいというか、いや女性じゃなくていいんですけど、仕事の内容について近い立場で話ができる人がいいですね。仕事上やれること・担っていることが全然違うよりは、同じ仕事のことが話せる人がいいです。年代的にも近くて話しやすい人がいてくれたらと思います。

S

自分は、二郎仲間希望で。

H

Sさんは飲む・吸う・ラーメンならラーメンが一番優先ですもんね(笑)

S

その通りです。
趣味が合う同僚や後輩がいると嬉しくなりますからね

M

最近はSDGsとかもあって、薬品を使わないようにするとかはひとつのキーワードになってくるし、それに寄与できるオゾンは産業としては伸びてくると思ってます。なので、環境のことに興味があって、なおかつ科学技術にも興味がある人だったらいいんじゃないでしょうか。

G

そうですね。環境に対する知識をある程度持っている方が僕としてはオゾン業界に馴染みやすいかなと思うし、この会社にも馴染めるかなと思います。

T

実際、新卒で応募してくださる方は環境に興味を持っている方の割合がとても高いですよね。

H

あとは、会社で継続して働いていくためのモチベーションをどうやって自分で探せるかが重要だと思います。与えられるのを待たずに自分でモチベーションを探せないと、やっていけないんじゃないかなと。

M

Kさん(編注:この座談会には未参加)はこういうものが作りたいっていう願望があるんですよね。そういうところから面白いものができてきたらいいと思ってます。

S

新しいことをやるには、それの前提となる「できること」を増やすことが必要です。その流れの後に、自然と「やりたいこと」がでてくるものなのではないかと。それを自分で生み出せる人なのか、そうじゃなくてそこで止まってしまう人なのか、それが成長の余地を生めるかどうかの分かれ目だと思います。

H

会社側としても、それを上手く引き出してあげられるかどうかっていうのはあると思いますね。

S

引き出してあげるのができるといいなと思います。その先として、正社員の技術者で採用するからには、やはり単純で小さな装置よりも、専門性の高い大型装置やカスタム品の設計・製造を中心にできるようにしていきたいですね。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか? エコデザイン、あるいはオゾン業界、ひいては中小のものづくりベンチャー企業で働いていくイメージは何か掴めたでしょうか。

皆さんの就職活動が上手くいきますように、願いを込めて。

 

最後に、面接についてのイメージが似ているソニー・ミュージックエンタテインメントさんのページを2つ紹介して終わります。
参考 就活生必見!残念な学生の6タイプ!ダメな面接“ダメンセツ”に気をつけろ!ソニーミュージック新卒採用2017 変人募集中 参考 就活生必見!残念な学生の7タイプ ダメな面接“ダメンセツ” ~2019年度版~ソニーミュージック新卒採用2019 世界を君がおもしろくするんだ!

上辺だけの対策よりも、自分らしさを大事に。

ウソの自分や、カッコつけた自分は、すぐに見破られてしまうものです。

出典:ソニーミュージック新卒採用2019 世界を君がおもしろくするんだ!

 

面接に「ノーガード戦法」、いいですね! 自分らしさを隠さないノーガード戦法、推奨していきたいです。