皆さんこんにちは! エコデザインのイトウです (*^-^*)
新社屋建設予定地の建物の解体工事が進んできています。
今回は解体の現場を見に行き、いかにして工事が行われているのかを見せてもらってきたのでそのご報告です!
目次
現場見学
新社屋建設予定現場、解体にあたっては巨大なパワーショベルが稼働していました。 こんなに大きなショベルを間近で見るのは中の人も初めてです(・o・)
新しく何かを作るということはその場にあるものをまずはなくすというところからスタート。
大きな工事なので時間はかかりますが、着々と進んでいます!
パワーショベルのはたらき
今回見学に行かせてもらった際にはこの写真に写っているような「カッター」で解体を行っていましたが、この建物自体の解体が終わったら、次は「クラッシャー」で地面を砕いてはいでいくとのことです。
今までありがとう(*´▽`*)(建物を崩すカッター)
地下の土台が深い場合や硬い場合は「ブレーカー」というドリルのようなもので地面を砕いていくのですが音が激しいこともあり、今回は周囲にも配慮してクラッシャーを利用したとのことです。地域の方々にも意識を向けながら取り組んでくださる現場の方々に感謝です。
(今回の視察に前立ちパワーショベルの絵本を借りて事前勉強してみたりした中の人でした(笑))
こんなにたくさんの建物くずがでるんですね。。驚きでした。
積み重ねられたがれきに時代や人の想い、廃棄など様々な重みを感じた時間でした。
実際にどれくらいのごみが世の中にでているのかを調べてみると1年にでるごみの量は・・
一般廃棄物約4274万トン
産業廃棄物約37900万トン
さらに事業系ごみの内こうしたがれき類は約15%で5627トン
こうした値を見るとやはりがれき類は多いのか。。とも見えるかもしれません。
📛しかしその再生利用率を見てみると・・📛
産業廃棄物のがれき類は約96%
一般廃棄物は約20%
こうした観点から見てみるとどうでしょうか?
目の前に積み重なるがれきの山を見るととても多く感じますが、実は産業廃棄物のがれき類よりも一般廃棄物の方が環境への負荷がかかっているかも?
ちなみに建物の下のコンクリートたちは細かく粉砕してから再生砂利という名の砂利として利用されることが一般的だったそうです。海の埋め立てに使ったり、川底の安定化に使われたりしてきましたが最近はその需要の減少から再生砂利を作るプラント数も減っているとか。
それでは将来がれき類が出続けるとしたらその行き先は・・・?
その答えはまだ誰もわからないことかもしれませんが。
きっと知らないふりをし続けたらどんどん予期しない方向に進んでいってしまうかも・・🤔
今回の記事では建物解体に絡めてごみの問題に触れてみましたが、この問題に対しては人によって考え方が異なるかもしれません。しかし自分たちには関係のない話として放っておくのではなくて、現実や将来について考えることは意味のあることなのではないでしょうか。
私たちも考え続けていきたいと思います。
今回の現場訪問で知ることができた建設や解体における課題やそれに対する当社の取り組みはまた他の記事でご紹介することができたらと思っています。またご覧いただけたら嬉しいです♪
環境省. 一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和元年度)について. (2021-03-30). https://www.env.go.jp/press/109290.html
環境省. 産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成30年度実績)について. (2021-03-26). https://www.env.go.jp/press/109265.html
鎌田歩. パワーショベル!. ちいさなかがくのとも, 2021年1月号. 福音館書店, (2021).
着々と進む工事。まだまだ新社屋ができるという実感は湧きづらかったりもしますが、デザインやレイアウト、何ができて何をするのかを考える会議も進んでいます。みんなが心地よく過ごすことのできる場にしていきたいです (❁´◡`❁)
そういえば。。建物の裏に何かの動物の落とし物がありました(^-^;🐼🦊🐻🐨
こんなところにも訪れていたんですね。解体という形で動物たちの居場所を奪ってしまったという考え方もあるかもしれませんがそうした事実を認識しいかに生き物たちと共生していけるかも考えていきたいなぁ(*‘ω‘ *)