皆さんこんにちは!エコデザインのイトウです🐹
前回の更新から少し間が空いてしまい、実際の進行よりは遅れてしまっていますが(>_<)
どんな変化が起きてきたのか、順を追って紹介していきたいと思います!
いろいろな工夫が施されているので、「これはどんな意味があるだろう??」とついつい色々と聞いてしまった取材でした(笑)
今回は[第2回]早速ご覧ください(*^^*)
目次
大地の再生記録(2)「U字溝・雨落ち排水改善」
大地の再生記録(1)では土壌をほぐして地面の下深くに横向きの地下水脈を作りました。
今回はU字溝周囲の排水改善のために前回よりも浅い部分に地下水脈を作って排水の改善をします。
目的
U字溝・雨落ちを経由した大量の水を一か所に流れ込ませるのではなく、地面全体に分散浸透させる水脈づくり
作業
・資材準備
・U字溝、雨落ちに穴あけ
・U字溝、雨落ちの穴から水脈をつくって大地に繋ぐ
・作った縦穴に資材[炭、藁、石]を入れる
作業の流れとポイント
・資材準備
☑「自然の素材を有効活用」
土壌ほぐしの際に出てきたガラ石たちも廃棄せず使用します
☑「その地の風土にあったものを使用」
できるだけその地に近い現場から集めたものを使用すると馴染みやすくなります
今回使用した稲わらたちは毛呂山のお米農家さんからいただきました
・U字溝、雨落ちに穴あけ
☑「削岩機で小さめの穴をあける」
U字溝から「水路を分散させる」「空気と水の出入りを促す」ための縦穴づくりをします
・水脈づくりと資材入れ
☑「水と空気が詰まらないように水脈に資材を施す」
水っぽい地面なので水と相性が良い資材「燻炭と藁」が活躍します
乾燥した土地では落ち葉を入れたりもしますがじめじめ現場のため落ち葉は入れませんでした
こちら社屋正面U字溝は縦穴
こちらコミュニティスペース前の雨落ち[U字溝2]は横穴の先に縦穴をつくることで大地に水路を繋げました
イトウ
U字溝って便利なように見えて、水や空気の流れを止めてしまっていたり。
水の流れつく先の許容量が十分でないと溢れてしまったり。
そうしたこと未然に防ぐ工夫の施された先進的U字溝!?になりました♪
縦穴に入れた資材は今回燻炭・藁・ガラ石を使いましたが、
(この土地が水っぽい場所だったため)
もう少し乾燥した場では落ち葉や枝を多めに使用する場合もあるそうです🍂🌳
人工物もすべてを排除するのではなく、上手く共存していくというスタンスが素敵でした!
以上、今回は大地の再生記録(2)「U字溝・雨落ち排水改善」をお伝えしました。
次回もお楽しみに♪
前回の「大地の再生記録(1)土壌のほぐしと地下水脈づくり」はこちらから↓